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HOMEアイデアの紹介【アイデア自作品】(page2)(車用)リアシートトレイ

アイデア名:(車用)リアシートトレイ
 
概要:
  家族旅行等でドライブに出かける時、車内で食事することがよくあります。リアシートトレイがないと、
 食品や飲み物をこぼしたりして面倒なことになります。市販のものも何種類かありますが、トレイの面積が
 狭くて使い物になりません。

 ある日、100円ショップで、クリアファイルケースを購入した時に思いついたアイデアです。
 最低限、クリアファイルケース(A4かB4サイズ)とカップホルダーさえあれば、その他の小物(ヒモ、ビス類、スナップ、Wリング等)は手持ちのものを利用すれば何とかなるでしょう。


購入部品:
 (1)クリアファイルケース(A4サイズ):100円
 (2)カップホルダー(ドリンクホルダー):100円
   コードストッパー(4個):100円(無くても何とかなるが、これはある方が良い。)
 (3)ワンタッチジョイントホルダー(スナップフック)(2個):100円(無くても何とかなります。)
 (4)スナップ(4個):63円(MORIOは購入しなくても多数保有している。)
   Wリング(12個):157円(MORIOは購入しなくても多数保有している。)

 注)ワンタッチジョイントホルダーのサイズについて
   ヘッドレストのポールが通るサイズを選定してください。
   見た目のサイズから想像しているほど、(意外と)太いものが通りません。
   もし、ポールに入らなかった場合は、一度ヘッドレストを抜いてから入れてください。
   この場合は、ワンタッチという言葉が無くなるだけです。
   (外すときにいちいちヘッドレストを抜く必要がある。)


準備する道具:
 (1)電動ドリルドライバーと外径3.1mmのドリル刃
 (2)ペンチ(又はニッパー)とヤスリ
 (3)透明ラッカースプレー又はさび止め塗料など(無くても何とかなります。)
 (4)ナベ小ねじ3点セムス(M3×10mm)とフランジナット←無ければ購入してください。
 (5)ヒモ(MORIOは靴ヒモを利用しました。←無ければ購入してください。

製作手順:
 1)ヘッドレストへの取付部
 (1)まず、ヘッドレストへの取付部を加工する。
  (Wリング用の小穴を2個ずつ、ヘッドレストのポール間隔に合わせて加工)
 (2)Wリングを取付ける。
 (3)ワンタッチジョイントホルダーを取付けて、このパートは完了。


 2)ヒモ(上側、下側)の取付加工
 (1)次に、下側のヒモを通す穴を加工する。(下側の穴は両脇に各1個ずつ)
 (2)ヒモを通し、コードストッパーを取付ける。
 (3)下側両脇2箇所に同様の加工を施して、下側のパートは完了。

 (4)上側のヒモを通す穴を加工する。(上側の穴は両脇に各2個ずつ)
 (5)上側両脇2箇所に同様の加工を施して、ヒモを通して結ぶ。これで上側のパートは完了。
 (6)ヒモ系の作業はこれで完了です。(上から見た図)


 3)カップホルダー(ドリンクホルダー)の加工
 (1)カップホルダーの加工図(切断と穴あけ加工)
 (2)ペンチかニッパーで切断する部分を強くはさむ。切断線に添ってスジを入れる。
  (スジに添って、ペンチで何回か折り曲げると、金属疲労で簡単に折れる。)
 (3)切断面にヤスリを掛ける。(見栄えを気にしないのならそのままでも可)
 (4)錆び止めのため、黒色の錆び止め塗料、もしくは適当なペンキを塗る。
  (今回は、透明ラッカーを塗っておいた。)


 (5)取付穴を2箇所あける。(外径3.1mmのドリル刃を使用。裏側に木材を当てて加工する。)
 (6)取付バーを少し曲げる。(取付け面に沿わす)

 4)カップホルダー(ドリンクホルダー)の取付け
 (1)まず、取付け位置を決定する。(この時、マジックで穴位置の印を付けておく。)
 (2)穴あけ加工を行う。(裏側に木材を当てて加工する。)
 (3)小ねじとナットで、カップホルダーを取付ける。
  (今回は、ナベ小ねじ3点セムスM3×10mmとフランジナットを使用した。)
 (4)カップホルダーの動作確認をして完了。


 5)ゴミ袋(レジ袋)取付け用スナップの加工
 (1)一番最初に加工した、ヘッドレストへの取付部と同様な加工を施す。
  (Wリング用の小穴を2個ずつ適当なピッチで加工する。)
 (2)Wリングを取付けた後、スナップを取付けて完了。
  (Wリングの取付けが難しかったら、ヒモなどを通して、スナップを取付ければ十分です。)


 6)使用状況


 実は、本アイデア自作の前に、前身のリアシートトレイ1号が存在する。
 この1号もまずまずの出来ですが、トレーの面積が狭く(B5サイズ)、さらにトレーの角度を
 微調整できないため、今回の改良版を製作するきっかけとなりました。
 以下に1号機も紹介しておきます。


自己評価:80点
 安くて実用的なリアシートトレイが出来ました。
 前列座席のリクライニングにもトレーの角度調節で対応できます。
 また、トレーの面積も十分です。(コンビニ弁当などが、そのまま置けます。)
 費用は400円程度、製作時間は正味30分から1時間程度で出来ます。
 失敗しても各部品は100円ですので、ぜひチャレンジしてみてください。

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