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 仕事は楽しいかね?
 著者:デイル・ドーテン
 訳者:野津智子(のづ・ともこ)
 発行所:きこ書房
 定価:1,365(税込)


 著者は、1980年にマーケティング・リサーチ専門会社を起業し、全米トップ・レベルの
会社にまで成長させている。1991年に、新聞に執筆したコラムが好評を博し、執筆活動を
開始している。その他、企業公演やキャリア・セミナーなどを主催し、能力開発や成功を
テーマに独自の理論を展開している。

「仕事は楽しいかね?」という問いは、我々社会人にはゾクッとする質問ではないでしょうか。
空港で天候不良のために足止めを食った主人公が、実は有名なある老人に偶然出会って会話が
始まる、不思議なストーリー展開となっている。
「試してみることに失敗はない。」「偶然は発明の父」「試すことに喜びを見出してほしい。」
などのキーワードを提示し、大成功した人物の開発秘話などを引用しながら解説していく、
飽きの来ない構成で、管理人は短時間で一気に読み進めてしまった。

管理人が読み通した中で、心に残っているセンテンスを紹介しよう。

 現代人は目標を多く持ち、計画を立てることに依存しすぎている。
また、目標を変えることがなく、完璧を目指しすぎているともいえる。
これでは、一生掛かっても目標なんて達成できない。
成功者は「みんな、人生のある時点で、仕事に対する目標を変えた人たちだ。」
「今日の目標は、明日のマンネリ。」人生なんて思い通りにならないのが
当たり前である。
 僕(=老人)がたった一つ掲げた目標は、「明日は今日と違う自分になる。」
ただし、僕のたった一つの目標は、簡単なんてもんじゃない。」毎日変わって
いくんだよ!それはただひたすら、より良くなろうとすることだ。いいかい、
これはものすごく大変なことだが、わくわくするし活気に満ちた方法でもある。
「人生は進化だ。そして進化のすばらしいところは、最終的にどこに行き着くか、
全く分からないところなんだ。」・・・・

 管理人がまとめてみると、「人生の目標はそんなに早く、一つに決めてしまう
ものではなく、遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守るくらいの余裕が必要。
宇宙から成功のチャンスやアイデアが降りてきたとき、多くの人は気付かないで
過ごしてしまう。絶えず前向きにチャレンジしている人は、毎日試行錯誤を繰り
返しているから、降りてきたチャンスを見逃さない。成功の秘訣は試してみることを
続けることである。」
 今の仕事が楽しくないなら、今すぐ目標の考え方を変えてみるべきでは!
もう一度問いかけるが、「仕事は楽しいかね?」


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