小さいことにくよくよするな!
しょせん、すべては小さなこと
著者:リチャード・カールソン
訳者:小沢瑞穂(おざわ・みずほ)
発行所:株式会社 サンマーク出版
定価:1,575(税込)
著者は、心理学者で臨床セラピスト(ストレスコンサルタント)であり、ストレスまみれの
現代人の多くがこの本で、癒されているという。(全米で500万部のベストセラー)
セラピストとして、多くのクライエントのストレスを見てきた経験から100の戦略が編み
出されている。この本を読んで自分にできそうなことを、少しずつでも実践すれは、穏やかな
暮らしができそうな気がする。
(目次より)小さいことにくよくよするな!/完璧な人なんて、つまらない/成功はあせらない人に
やってくる/頭で悩みごとの雪だるまをつくらない/死んでも「やるべきこと」はなくならない/
人の話は最後まで聞こう/相手に花をもたせる/人生は不公平、が当たり前・・・(ほか合計100話)
管理人が読み通した中で、自分なりに肝に銘じているセンテンスを紹介しよう。これらを常に意識
すれば、毎日の仕事が楽しくなり、ストレスは半減すると思う。
1.「小さいことに くよくよしない!」癖をつける。
ほとんどのストレスは、自らが心の中で作り出した妄想であり、マイナス思考がその原因である。
「全ては小さいことだ」と考えること。人生の一大事なんてことは、ほとんど起こらない。
その非常事態を作っているのは、自分だと言うことに気付いてほしい。
2.「人の話は最後まで聞こう。」
人の話をさえぎる癖のある人は、自分の癖に気付くことが重要であり、意識すれば必ず直せる癖
である。
3.「完璧を求め続けると、人生は間違いなく負け戦に終わる。」
ベストを尽くすことや、自分を向上させることには注力するが、完璧は求めないということ。
でないと、不満(ストレス)だけが膨らんでいく。
4.「人が投げたボールを全てキャッチすることはない。」
余力のないときは、おせっかいをやかずに自分の仕事に集中する。逆にキャッチしたボールには
責任をもつことも重要である。
5.「固定観念や先入観で物を見ていたら、直ちにその思い込みを捨てよう。」
そうしないと客観的に物事を判断できなくなり、正しい判断ができなくなる。
6.「できない」と言うとできなくなる。
自分の限界を口にしてしまうと、そのハードルは越えられなくなる。悪いほうへ考える癖で
自分を批評しているだけである。最大の批評家である自分自身をまず黙らせることだ。
その他、100個の戦略の中で、自分に当てはまる項目をピックアップして少しずつでも実践すれば、
気分よく暮らせるようになります。ぜひ、読んでみることをお薦めします。