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当たり前のことができる人、出来ない人

 当たり前のことができる人、出来ない人
 会社で教えない社会人の強化書
 著者:松永 一雄(まつなが・かずお)
 発行者:柳井 伸久
 発行所:(株)文香社
 定価:1,365(税込)


 著者は、1926年、宮城県仙台市生まれ。東北大学理学部物理学科を卒業後、日立製作所、
日立ソフトウエア・エンジニアリングに勤務、教育部門も担当した。その後、コンピュータ関係の
専門学校にて教鞭をとり、若い人たちの指導にあたった。現在は文筆活動に従事。中国古典研究を
ライフワークとし、新聞・雑誌等で健筆をふるっている。その卓越した人間洞察力には定評があり、
多くのファンをもつ。

知識・技術を身につけていながら社会に出て活用し仕事に生かす段階でつまづく人たち。
人生・仕事の「賢愚善悪」とは?
フレッシュマンから管理職まで「困った人」にならないための30の実学を紹介。

 第1章 社会人の心得10則 --- こう考えるのが正しい!賢明な選択、愚かな選択を知れ!
    (飲む・打つ・買う ほか)
 第2章 ビジネスの心得10則 --- こう取り組むのが正しい!仕事・人間関係の急所を誤るな!
    (言語と論理・表現する・報告する ほか)
 第3章 社会生活の心得10則 --- こう生きるのが正しい!人生を悔いなく生き抜く知恵!
    (異端と個性・マナーを心得る・同情を期待するな ほか)

著者の実体験を基にリアルな事例を挙げ、守らなければならないサラリーマンの掟を紹介している。
身に覚えの有ることが多く、読んでいて納得させられることが多い。

 社会の一般通念として当たり前のことが、実はコミュニケーションの基本であることが多い。
会社に入って最初は「人は見た目が9割」ということもあるが、やがて入社後10年もすれば、
その人の中身の評価は日頃の振る舞いでほぼ決まってしまうと思う。ただし、まだこの時点でも
遅くはない、この本に書いてあることを実践すれば、信者が増えて退社する時には惜しまれる人に
なっていると思う。特に会社に入って10年目程度以降の人が読むことをお薦めします。


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