アインシュタイン150の言葉
編集者:ジェリー・メイヤー/ジョン・P・ホームズ
訳者:ディスカヴァー21編集部
出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン
定価:1,260(税込)
「Bite-Site Einstein」の抄訳だが、よくまとまっていると思う。
アルバート・アインシュタインは、20世紀で最も優れた科学者であり、また個性のある
ユニークで卓越した人間性や道徳感は、数々の語録が物語っています。
彼のすばらしい想像力や創造力は飽くことのない好奇心から生まれています。
管理人の心に残っているセンテンスを以下に紹介します。
「わたし、そして、わたしのまわりの人について」より
私には、特殊な才能はありません。ただ、熱狂的な好奇心があるだけです。
「人生について」より
常識とは、十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。
「哲学、そして、人間性について」より
ドイツの諺を思い出します。「人はみな、自分の靴のサイズで物事を計る。」
「自然科学とその研究について」より
大切なのは疑問をもち続けること。
「倫理、道徳、宗教について」より
道徳は、最も重要なことです。神にとってではなく、わたしたちにとって。
「学習、教育について」より
何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない。
「政治、戦争、平和について」より
どんな政治も、ある程度は邪悪なものである。
「ふたたび、わたし自身について」より
わたしにあるのは、バラのような頑固さだけだ。いや、それだけではない。嗅覚もだ。
アインシュタインが活動していた1900年代の前半に、彼が考えていた「道徳、哲学、芸術、
音楽、科学、数学、政治、宗教、社会問題、戦争、平和」に対する問題意識は、現在においても
そのま褪せることがありません。これは、いかに彼が先見的かつ革新的であったかが証明された
ことになります。
この本は一気に読んでしまいましたが、後日になぜか気になって開いてしまいます。
管理人も一応技術者のはしくれであり、偉大な化学者の言葉には共感できます。
いろいろな問題にぶち当たった時に、勇気を与えてくれるお薦めの一冊だと思う。