管理人の初詣は、大抵は「春日大社」を参拝しますが、実はここ2年ほどは初詣をして いませんでした。昼間に行くと混んでいるのは分かっていたので、夕方6時に参拝しました。 また表参道をまともに歩くのではなく、大仏殿前の交差点を上ってわき道を歩いて最後に 表参道に合流するのがよいでしょう。もちろん車で来るのは避けたほうがよいと思います。 (特に三が日の昼間は混雑します。)
春日大社は神護景雲2年(768年)、平城京の守護と国民の繁栄を 祈願するために創建された神社です。 春日山原始林に続く御蓋山 (みかさやま)の西麓に鎮座する藤原氏の氏神を祀っています。 神が白鹿に乗って奈良の地においでになって以来、鹿は神の使いと されています。平成10年(1998年)、古都奈良の文化財として 春日大社と春日山原始林が世界遺産として登録されました。
奈良のむかし話でこういうのがあります。春日大社の鹿は神の使いとされ、鹿を殺した者は 「石子づめ」にされることになっていた。ある冬の寒い朝、春日大社への参道のお店の前に鹿 が死んでいた。お店の人が朝起きて戸をあけてみたら、自分の店の前に鹿が死んでるやないか! その人はえらいこっちゃということで、鹿を隣りの家の前に引きずっていった。それからしば らくして、その隣りの人も起きだして店の戸をあけると、鹿が死んでるやないか、こらえらい こっちゃということで、同じように隣りの家の前においておいた。その隣りの人も、またその 隣りの人もみんなおんなじように鹿を引きずっていった。それで一番おそうまで寝ているねぼ すけのところまで、鹿は引きずられていった。そんなことも知らずに、そのねぼすけはぐうぐう ねとったら、ドンドンと戸をたたく音がしたので、目をさまして戸をあけると、家の前に役人が 立ってるやないか。「お前がやったんやろ。ちょっとこい。」ということになって役人に連れて いかれてしもうたんや。こんなことがあったさかいに、昔から奈良の人は、みんな早起きやと、 いうこっちゃ。(奈良の早起き※より) ※「奈良のむかし話」 奈良のむかし話研究会編 日本標準発行 昭和五十二年九月一日初版発行 団体価格1200円 管理人はこの本の初版本を持っています。![]()
復刻版が出ているようです。
以下に、写真を5枚ほど付けておきます。(デジカメは、RICHO CX5です。 オリジナルサイズは2048×1536 ですが、480×360 に圧縮しています。)表参道の仲見世(懐かしい露店)
もうすぐ御本殿への入口付近
有名な万灯篭が置いてあった
猿沢池の北側より、枝垂柳(しだれやなぎ)越しに
東向商店街も、夜7時半頃にはガラガラ → その他の管理人の「気ままな旅日記」は、マイセレクション/管理人の「気ままな旅日記」へ