◆アイデア名:
マンション用バーベキューフード
◆概要:
マンションはアルミサッシで気密性が高く、ダイニングで焼肉(バーベキュー)や鍋物等を行うと
臭いや湿気で大変な事になります。このような悩みを解決するため、キッチンカウンターのすぐ横に
ダイニングテーブルがある場合に限られますが、簡単なフードを自作しました。
ポイントは、マンションの造営材には極力穴を空けないで取付けし、フードの脱着が容易なことです。
換気はキッチン内のメイン換気扇を使用し、いかにこのメイン換気扇に煙や蒸気を導くかです。
今回の使用部材は、ほとんど管理人の家にあった余り物を利用しましたが、お得意のプラスチック
ダンポール(ダンプレート)を利用すれば、全てを購入したとしても、2,000円も掛からないでしょう。
◆購入部品:
(1)プラスチックダンポール(ダンプレート)t4mm×1820mm×910mm:620円
(2)木材(桧材)1820mm×12mm×12mm(2本):199円×2=398円
(3)Sフック(4個使用):63円(4個入)
(4)スナップ(2個使用):69円(4個入)
(5)ヒートン(4個使用):105円(10個入)
(6)PCケース用ファン:廃品利用(購入すればアウトレットで、500円程度)
(7)ACアダプター(DC12V/0.5A出力):余り物(以前にジャンクで300円程度で購入)
◆準備する道具(部品):
(1)カッター(大型刃)
(2)ノコギリ(今回は、「OLFA便利のこ」を使用した。)
(3)Sフック(4個)とスナップ(2個)
(4)配線バンド(中サイズ2本)
(5)ヒートン(小サイズ4個)
(6)ナベ小ネジ3点セムス(M4×10mm程度)、フランジナット(M4)、木ネジ
(7)梱包用透明テープ(プラスチックテープ)
(8)たこ紐
◆製作手順:
1.ハンガー(BBQ用フードを吊下げるハンガー)の製作
(1)ハンガーのサイズは、照明器具(蛍光灯)の外寸より少し大きくする。
【ポイント】
正確には、スナップを取付ける間隔のことです。これが、照明器具の幅より小さいと、
たこ紐が器具に触れてしまいます。
(2)ハンガーの構造がわかるように撮影しましたので、画像から構造を読み取ってください。
2.ローゼットへの取り付け
吊下げ用ハンガーの製作が完了したら、ローゼットに取り付けます。
【ポイント】
管理人のダイニング照明は、耳付の引っ掛けローゼットであり、この耳を利用して
ハンガーを取り付けしました。(配線バンドを使用して取り付けた。)
もし、耳のないローゼットであれば、天井にアンカーを打つ必要があります。
3.キッチン側の処理
キッチン側では、ヒートンの取り付けだけです。
4.フード本体の製作
フード本体は、お得意のプラスチックダンポール(ダンプレート)でカット&トライで製作します。
必要な物は、カッターとカッターマット、金属製定規、梱包用透明テープだけです。
ダンプレートの加工方法については、
「プラスチックダンポール(ダンプレート) の加工方法」の
ページをご参照ください。
(1)フード本体の全長は、ダイニングテーブルの位置と、カウンターの位置により決定されます。
【ポイント】
ダイニングテーブルの中央位置からカウンターの仕切り壁のキッチン側端までの長さを基準にし、
テーブルの位置がずれることもあるので、フード本体はその長さ+250mm程度がベストでしょう。
(2)ハンガーからの吊り紐を取付ける位置に、逆V字形の切り込みを入れます。
(3)吊り紐を作る。(上にスナップ、下にSフックを取り付ける。)
【ポイント】紐の長さについて
フード本体を取り付けた時、フード本体が水平か、PCファン側が少し低くなるように調整する。
(4)お尻に取付けるSフックは、本体をキッチン側に設けたヒートンに取付けるためのものです。
(5)煙や蒸気をキッチン側に送るためのファンを取り付けます。(本体の内部から見た図)
5.使用状況
◆自己評価:70点
費用は1,300円程度で製作できています。(PCケースファンは廃品利用、ACアダプターは別途購入済)
マンション(自宅)で本格的なバーベキューや鍋物をする時に、使用しています。
フード本体の取り付けはワンタッチです。(3分も掛かりません。)
管理人と同じようなキッチンカウンター付きタイプのマンションにお住まいの方は、
ぜひチャレンジしてみてください。