◆アイデア名:
自転車LEDライト用防水電池ボックスII
◆概要:
100円ショップで購入できる自転車LEDライトは、アルカリ単4乾電池3本用のものが多い。
公称連続点灯時間は10〜20時間程度のものが多いですが、実用的な使用時間は概ね10時間
程度以下ではないでしょうか。(初期照度からの光束低下が大きい。)
管理人的には、意外と電池の持ちが悪いのと電池代もバカにならないと感じていました。
今回のアイデアは、乾電池のサイズを単4から単1に容量アップし、懐中電灯を電池ボックス
として利用することでサービス性を向上させたものです。
(ちなみに、LEDライト程度の放電電流で使用した場合、単1乾電池の容量は、単4乾電池の
約15倍程度になります。)
実は、前回
「お弁当箱と単3乾電池を利用した防水電池ボックス」を提案しましたが、
あまりにも格好悪いので作り変えました。
◆購入品:
(1)防水形(IPX4)懐中電灯(単1形マンガン乾電池4本付):438円(オーム電機製 強力ライトE3)
(2)電池チェンジャー(単3→単1):110円(ダイソーで2個入り)
◆準備する道具、配材:(全て、管理人宅の常備品)
(1)はんだコテと糸はんだ
(2)電工ペンチ(ワイヤーストリッパー付)
(3)セメダイン スーパーX
(4)配線結束バンド(インシュロック)中サイズ
(5)スポンジパッキン(両面テープ付)エプトシーラーがベスト
(6)配線材料(丸形圧着端子、直線圧着スリーブ、M3小ねじナット、電線1m2本など)
(7)その他、基本工具(+ドライバー)
◆製作手順(1):電池チェンジャーの処理(電圧を4.5Vにするためのバイパス用電池)
(1)電池チェンジャーの各電極を外す
(2)各電極にリード線をはんだ付け
リード線は適当なものでOKです。(5cm程度)
注)プラス(+)極は通常とは逆に取り付けること。
(実際に単3電池を入れないので逆にしないと抜けてしまうため)
(3)各電極にリード線を直線スリーブで圧着する
各電極を元の位置に戻して圧着して完了。(ちょっとマニアックだったかな!?)
◆製作手順(2):防水形懐中電灯の処理
(1)電球フォルダーで不要な電極(スイッチ接点片)を取外し、電線(赤・黒各1m)を取付ける。
(この懐中電灯のスイッチは漏電していて不良品でした。よって、懐中電灯のスイッチはパスします。
(2)リード線1mを容器外に取り出す処理
はんだコテの熱で電線2本がやっと通る程度の穴を開ける。
電球フォルダーからの電線を通して、容器内で結び目を作って抜け止めとする。
最後にセメダイン スーパーXで防水処理を施す。
一度電圧チェック(4.7VでOK!)
(3)懐中電灯の防水強化処理(IPX4→IP54程度にはなったと思う!?)
ヘッド部の透光パネルの縁とスイッチの防水ゴムカバーにセメダイン スーパーXを施す。
◆製作手順(3):LEDライトを外部電池仕様に改造
(1)LEDライトを外部電池仕様に改造します。(ちょっとマニアックかな!?)
電池ケースの4.5Vが出る端子を見付けて、リード線をはんだ付けします。
リード線はLEDライトの下面から出してください。(はんだコテの先端で溶かして穴をあけます)
←はんだコテで溶かして穴を開ける。↓
備考)LEDライト側の処理の詳細は、お弁当箱と単3乾電池を利用した
前回の提案をご参照ください。
◆製作手順(4):自転車への取付け
(1)自転車に取付けます。(完成図)
今回はダイソーで購入したドリンクホルダーにベストマッチングしました。
配線結束バンド(インシュロック)とスポンジパッキンを利用して固定しました。
LEDライトは元の位置に取付けますが、防水電池ボックスからの配線が必要となります。
◆自己評価:80点
今回の自転車LEDライト用防水電池ボックスの自己評価は高いです。(90点をあげたい。)
ただし、ちょっとマニアックな部分が多いのと、少し不格好なので、80点にしておきます。
新たにかかった費用は、防水形懐中電灯:438円と電池チェンジャー:110円だけです。
電池の持ちはマンガン乾電池で従来の4倍以上、アルカリ乾電池で8倍以上になっていると
思います。また、単1形マンガン乾電池は、100均(ダイソー)で3本110円です。
注)100均のLEDライト自体は非防水のため、雨の日にはご注意ください。
自作した電池ボックスの方は、防水を強化したので、IP54程度にはなっていると思います。