◆アイデア名:
CPUファンの交換(修理)NEC Mate MY26V/B-D
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◆概要:
先日購入した中古パソコン(NEC Mate MY26V/B-D)※のCPUファンの音がうるさいので交換しました。
(※パソコンの詳細は、
「購入品の紹介ページ(NEC Mate MY26V/B-D)」をご参照下さい。)
元のファンは、
デルタ電子製 AUB0412MB(□40mm×t15mm 12V 0.13A)というものを2個使ってあります。
このファンはどうやら製造中止か特殊品のようで、どこを探しても定格表が出てきません。
しょうがないので、メーカーサイトの類似品から定格を推測(類推)すると、6000R.P.M 8CFM
程度のようです。また、厚み15mmのファンはほとんど店頭販売されていないようです。
結局は若干非力ですが、
T&T製 4010M12S(□40mm×t10mm 12V 0.16A 5000R.P.M 7.21CFM @840円)
というもので代用しました。
このモデルのCPUはPentium4 2.66GHz L2キャッシュ512KB Socket478で、TDP(最大電力)は66.1Wです。
最上位機種は3.06GHzでTDPは82Wです。恐らくこのCPUにも対応できるファンが付いているはずです。
従って、若干小さめの(もっと静かな)ファンでもいけると考えるのが普通である。
交換後のCPU温度は「SpeedFan」というフリーソフトで確認し、結果オーライでした。
また、かなり静かになりましたので紹介します。
注)この方法は、管理人の個人の判断で実施しています。正規の部品を使っていないため、
他の部品のへの影響や故障、最悪は熱暴走などを引き起こす危険性があります。
実施される場合はくれぐれも自己責任でお願いします。
(管理人の使用範囲では室内温度30ºCのCPU100%負荷で問題なく使えています。)
◆購入品:
(1)T&T製DCファン:4010M12S(2個):@840円×2=1,680円(ツクモeX)
【仕様】サイズ:40mm×40mm×t10mm、定格電圧/電流:DC12V/0.16A、
定格回転数: 5000(R.P.M) 最大風量:7.21(CFM)
(2)シリコングリス(1.5g):160円(K'sデンキ)←以前からあった余り物を使用
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◆準備する道具:
(1)+ドライバー
(2)ギボシ端子用圧着工具(100円ショップで420円程度で購入可)
この工具は重宝します。ワイヤーストリッパーやボルトカッターまで付いています。
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(3)その他、配線材料
ギボシ端子、熱収縮チューブ、の
の字チューブ、インシュロック
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◆交換手順:
(1)パソコンのケースを開ける。
CPUクーラーは、3.5インチFDドライブの下に隠れています。
(2)FDドライブを外す。
(3)CPUクーラーを外す。
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(4)CPUクーラーから既設ファンを外す。
(5)新しいファンをCPUクーラーに取付ける
この時に、一部の取付けビスの長さを調整している。現物合わせで、
ギボシ端子用圧着工具を使用してビスの長さを適宜カットする。
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(6)2つのファンの電源線をそれぞれ接続し(赤と赤、黒と黒)電源を1系統にする。
結線はギボシ端子のカシメ部分を利用して圧着し、不要な部分をニッパーでカットする。
(7)パルスセンサーの線(黄色)は片方の線のみ使用する。(他方の線は殺しておく。)
熱収縮チューブ、の
の字チューブで絶縁処理して完了。
(8)最後にシリコングリスを塗布して、CPUクーラーを元に戻す。
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◆CPU温度の検証:
交換後のCPU温度を「SpeedFan」というフリーソフトで確認した結果を以下に示します。
(1)電源ON直後(室内温度30ºC):ファン回転数は3100(R.P.M)程度
(2)軽負荷(CPU10%以下)で使用(室内温度30ºC):ファン回転数は3200(R.P.M)程度
(3)重負荷(CPU100% at Super PI)で使用(室内温度30ºC):ファン回転数は4600(R.P.M)程度
室内温度30度Cで重負荷(CPU100% at Super PI)時でも、CPU温度は60度C以下であり、まったく
問題はないようです。
備考)メーカー保証値は74ºC以下(一般的には85ºC以上で熱暴走の危険性があるが、Pentium4
プロセッサーは、自分で周波数ダウンして温度を下げますので、壊れることはありません。)
◆自己評価:80点
今回のパソコンは、中古で7,777円(税込)で購入したものです。外観やHDDなどは良い状態のものを
購入したのですが、CPUファンの音が大きいのが不満でした。
CPUクーラーは、40mmサイズの小径ファンが2個使われている特殊なもので、ファンは前面パネルの
直近にあり、これが騒音の原因のようです。(そういう設計のためしょうがないですが・・・)
メーカー修理に出すと、多分購入価格に近い金額になると思います。今回は音も静かになり
結果オーライでした。
注)この方法は、管理人の個人の判断で実施しています。正規の部品を使っていないため、
他の部品のへの影響や故障、最悪は熱暴走などを引き起こす危険性があります。
実施される場合はくれぐれも自己責任でお願いします。