◆アイデア名:
ETC車載器用電源スイッチ
◆概要:
先日ETC車載器を取付けましたが、エンジンスタート時に毎回音声案内があります。
普段は一般道のチョイ乗りが多いので、少しうるさく感じるようになりました。これを解消するため、
電源スイッチを設けることにしました。
※ETC車載器本体とアンテナについては通常通りの取付けとなるため、概要のみ記載します。
購入したETC車載器は下記のものです。
(1)三菱重工 MOBE-500(税込13,800円)
(2)セットアップ料金(税込2,625円)
(3)取付け料金は、自分で取付けたので不要(取付けてもらうと、税込5,250円)
以下に付属部品一式の画像を付けます。(出展:三菱重工のETCホームページより)
1.ETC車載器の取付け
◆取付手順:
1)ETC車載器本体とアンテナの取付け
通常通りですので詳細は省略させていただきますが、以下に概要写真のみ掲載します。
2)オーディオA'ssyの外し方と、オーディオカプラからのACC(+)の取出し方
スクレーパーを使用して、クラスターリッドC(天板の小物入れやオーディオ枠を含む)を外します。
3)カセットデッキの取付けビスを外してデッキを引抜くと、オーディオカプラが出てきます。
ACC(+)の引出し工事は、
「クラリオン株式会社/サポート/車速信号情報」のページで
オーディオカプラのACC(+)のピン番号(線の色)情報を入手すれば、大抵は自分でできます。
ボデイーアース(−)も適当な取付けネジから取ればOKです。
それでは、本題の「ETC車載器用電源スイッチ」について、詳細に報告します。
2.「ETC車載器用電源スイッチ」の取付手順
◆購入部品:
(1)パイロットランプ(DC12V LED式赤):余り物を使用(購入した場合は、400円〜500円程度)
管理人は、これらのパイロットランプをなぜか大量に所有している。(購入時期、価格は不明)
(2)トグルスイッチ(2P):300円
◆準備する道具:
(1)木工(プラスチック)用Φ8mm用とΦ12mm用のドリル刃
(2)リード線(0.75sq、耐熱HVSF-B種105℃)
(3)ボンド(スイッチ類のネジの回り止用)と電気絶縁ビニールテープ
(4)配線材料(絶縁被覆付圧着端子、ワイヤーステッカー、配線バンドなど)
(5)スクレーパー(クラスターリッドを外す時にあれば便利です。無ければマイナスドライバーでも可。)
(6)充電式電動ドリルドライバー(車の周辺で作業するため、充電式を選定)
(7)はんだコテ(40W)とヤニ入り糸はんだ(無ければこの機会に購入してください。ダイソーなら安い。)
(8)電気テスター(無ければ購入してください。電気工作には最低限必要です。)
◆製作手順:
1)スイッチ類の前工程
まず、トグルスイッチとパイロットランプにリード線をはんだ付けする。
(+極側は、熱収縮チューブか電気絶縁テープで絶縁処理しておく。)
2)トグルスイッチとパイロットランプの取付け
クラスターリッドCの外し方は、取付手順:1.の1)と2) をご参照下さい。
(1)スイッチキャップを取外す。(今回は、空いているスイッチキャップを利用した。)
(2)トグルスイッチ(Φ12mm)とパイロットランプ(Φ8mm)の取付け穴を加工する。
(3)トグルスイッチとパイロットランプを取付ける。(ネジ部に回り止めのボンドを施す。)
(4)以下の回路図を参考にし、結線(配線)する。
(5)それぞれを、元に戻して完成(スイッチONとOFFでパイロットランプとETCの動作を確認)
3.完成図(使用状況)と簡単な回路図を付けておきます。
◆自己評価:80点
今回は、ETC車載器を取付けてからの改造となりましたが、一般道のチョイ乗りの時などに、
エンジンスタート毎のETC音声案内が無くなり、非常に快適です。
皆様もチャレンジしてみてください。