◆アイデア名:
HDDを分割して使用
◆概要:
パソコンの内蔵ハードディスク(HDD)の管理に関する提案です。
購入したPCの初期設定では、比較的大容量(160GB以上?)のHDDでもドライブのパーティションは、
大抵Cドライブの1つだけになっています。
管理人のメインPCのHDDは古くて小容量80GBですが、
4つに分割して使用しています。
◆ハードディスクを分割するメリット:
1.複数のドライブに分けておき、システムドライブであるC:ドライブ以外にデータを
保存するようにしておけば、Windowsの再インストールを強いられた時、データーを
守ることができます。
2.さらに分割し、キャッシュファイル(一時ファイル)専用のドライブを設けておくと、
C:ドライブのシステム関係やデータ用ドライブが汚れなくなり、ファイルの断片化が
起こりにくくなります。(デフラグの頻度が減る。)
3.システムドライブ(C:ドライブ)へのアクセスが少なくなり、振動や停電に対する
ディスク障害のリスクが減ります。
4.さらに分割し、ほとんど書き替えの生じないバックアップ系のデータは、後ろのドライブ番号
(C:→D:→F:→G:ならG:ドライブ)に入れると、通常の動作が速くなります。
1プラッター(ディスクが1枚)の場合は、番号の若いC:ドライブがスピードの速い最外周側に
なるため、たまにしかアクセスしないバックアップ系なら遅くてもよいという考えです。
その他、Microsoft At Home マガジンの、Windows XP (ウィンドウズ XP)活用ガイドに、
「D ドライブを賢く使って トクする Windows XP」という記事があるのでご参考に。
注)運用中のHDDのパーティション操作は、非常に危険な操作です。まずはバックアップされてから、
実施されることを推奨します。(全ては自己責任でお願いします。)
◆ハードディスクを分割する方法:
使用中のHDDを操作する場合は、市販のパーティション操作ソフトを使用してください。
メーカー製の内蔵ハードディスクを購入した場合は、大抵このソフトが付属されています。
バルクや中古には付いていませんので、別途ソフトを購入されることをお薦めします。
管理人は、「LB パーティションコマンダー10」や「PowerQuest PartitionMagic Version 7.01」
を所有しています。
◆分割の割合について:
管理人のメインPCは、80GBのHDDです。現在の分割状況を以下に示します。
システムのC:ドライブは容量の関係で、約16GBとしていますが、20GB程度で十分ではないでしょうか。
キャッシュ用のD:ドライブは約1.5GBとしていますが、2GBもあればOKではないでしょうか。
備考.キャッシュとは、TEMP、Temporary Internet Filesフォルダや、ごみ箱などの一時ファイルの
ことをいう。(これらを全て、D:ドライブに保存されるように設定変更している。)
G:ドライブがバックアップデータ用です。容量の関係で、約3.4GBとしていますが、この容量は将来
4.7GBのDVD-Rに2次バックアップすることを想定しています。よって最大4GB程度で十分だと思います。
最後にデータ用のF:ドライブは、全容量から他のドライブ容量を差し引いた残りの約54GBとなっています。
現在の各ドライブの「空き容量の割合」を見てください。なんとも最適な使用状況だと思いませんか。
最近のような大容量ドライブ(160GB以上)の場合は、以下のような割合でよいのではと思います。
C(システム):30GB〜50GB、D(キャッシュ):5GB〜10GB、F(データ):残り全て、G(バックアップ):8GB程度
以上、ご参考まで。(キャッシュは、DVDの1層または2層の容量)
◆自己評価:90点
実は、管理人のメインPCのHDDが以前に故障したことをきっかけに、HDDの分割を実施しています。
それ以降は、デフラグ回数も減り快調に使用できています。
Web検索でいろいろと調べた結果、メリットはあってもデメリットはないようです。
使用中のHDDのパーティション操作は、非常に危険な操作ですので、バックアップを取ってから
実施されるよう、お願いします。(自己責任でお願いします。)