◆アイデア名:
マスク(ガーゼ、不織布)の煮沸消毒
更新日:2020/4/12 ポリプロピレン製不織布マスクも追加
更新日:2020/2/8 参考資料へのリンク切れ修正
◆概要:
新型コロナウイルス、新型インフルエンザ、流感、花粉症の予防にマスクは欠かせません。
ガーゼマスクやポリプロピレン製不織布マスクを購入し煮沸消毒して再使用すれば経済的です。
(咳エチケットが目的なら、ガーゼマスクは6〜7回、不織布マスクも2〜3回は可能のようです。)
昨今のように、新型コロナウイルスや新型インフルエンザが流行すると、すぐに薬局や
スーパーからマスクが消えます。特に不織布マスクはすぐに売り切れます。
注)推奨するガーゼマスクは、3層構造以上で内部に不織布フィルターが入ったものです。
注)ここに紹介する、マスクの煮沸消毒や塩素消毒は、管理人個人が勝手に実施している
方法であり、安全衛生及び新型コロナウイルや新型インフルエンザへの対応が保証される
ものではありません。実施された場合の悪影響については、一切の責任を負いかねますので
予めご了承下さい。(管理人は花粉症の季節によく実施しています。)
煮沸することによるフィルター効果の低減がご心配な方は、殺菌用石鹸などで洗う方法や、
アルコール消毒などの方法もあります。全ては自己責任でお願いします。
◆購入品:
(1)ステンレスボ−ル(煮沸に使用):110円
(2)ガーゼマスク(綿マスク):110円(3層構造以上で、内部に不織布フィルター付を推奨)
ポリプロプレン製不織布マスクでもOK。(PP:ポリプロピレンの耐熱性は100ºC程度)
◆煮沸消毒の時間と乾燥:
(1)食中毒予防の観点からは、数分間煮沸すればOKのようです。
新型コロナウイルスなら、80〜90ºC以上数分で死滅するようです。
注)ポリエチレン製の材料やゴムひも(ウーリーゴム)部分などに天然ゴムが使われていると
熱に弱いので、できたら熱湯から浮かすようにしてください。
(2)煮沸後はよく水を切り、十分に乾燥して下さい。
参考資料:厚生労働省 > 食品 > 食中毒 > 食品等事業者の衛生管理に関する情報
>
大量調理施設衛生管理マニュアル.pdf(平成29年6月16日改正)(319KB)
(別添2)標準作業書(器具等の洗浄・殺菌マニュアル)
のページ等が参考になります。
◆新型インフルエンザへの対応:
塩素消毒の効果が高いようです、家庭用(キッチン用)の塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)
で除菌してください。除菌方法は、取扱説明書に従ってください。(ふきん、おしぼりの項を適用)
塩素系漂白剤で除菌後に十分水洗し、更に水道水で上記の煮沸消毒を行えば十分ではないでしょうか。
参考資料:厚生労働省 > 健康 > 感染症情報 > 新型インフルエンザ
>
事業者・職場における新型インフルエンザ対策ガイドライン.pdf
第2章 新型インフルエンザの基礎知識
2.基本的な新型インフルエンザ対策
(2)個人や事業者が実施できる具体的な感染防止策
4)職場の清掃・消毒(消毒剤について)
のページ等が参考になります。
◆自己評価:80点
ガーゼマスクは、100円ショップなどで3層構造以上で内部に不織布フィルターが入った
タイプを推奨します。インフルエンザの流行前に購入しておいてください。
そうしておけば、流行してから慌てたり、高いマスクを購入することはありません。
不織布マスクも安い時に備蓄しておけば安心ですが、ガーゼマスクはその気になれば
一週間くらい消毒して使用できるため経済的です。不織布マスも数回はOKのようです。
煮沸することによりフィルター効果は低減しますが、咳エチケットが主目的なら十分に
目的は達成できると思います。
ただし、全ては自己責任でお願いします。