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HOMEアイデアの紹介【加工・修理方法】TVリモコンの修理Ⅱ(ボタンの反応を回復させる)

アイデア名:TVリモコンの修理Ⅱ(ボタンの反応を回復させる)
 

概要:
  最近のテレビリモコンは、ボタン部分が導電性ゴム・エラストマーでできています。
 ゴム製ボタンの裏側に電極があり、押し付けて導通させ、スイッチングする構造です。
 しばらく使っていると、このゴムから添加剤(油)のようなものが出できて、電極部分に
 付着して反応が鈍くなります。(電池交換すると若干反応が良くなるが、完全には戻らない)
  特に冬場によく発生しますが、ほとんどの人はイライラして買い替えることになります。
 アルコールなどで清掃すれば簡単に回復しますので紹介します。
  ちなみに今回のリモコンは、DXアンテナ(船井電機からのOEM)ハイビジョン液晶テレビ
 (LVW-325)用の付属リモコンでした。

準備する物:
 (1)アルコール(燃料用でOK):なければ、薬局で350円(500ml)程度で購入可能
 (2)+ドライバー(または、精密ドライバー):なければ、100円ショップで購入
 (3)キッチンペーパー、綿棒:これは普通にあるでしょう
  

施工手順:
 (1)まず、TVリモコンを分解する
  (大抵は裏側からねじ止めされているが、ねじのないタイプや電池蓋の中にねじがあったりする。)
  
  

 【コツ】通常はねじを外すだけでは蓋は開きません。クサビ形の爪で固定されています。
     よって、上蓋と本体の間の隙間に自分の爪を入れていって、開いていきます。

  ラバーの裏や基板の電極側にゴムから添加剤(油)のようなものがべったりと付着している。
  

 (2)アルコールを吹きかけて、基板の電極側とゴムボタンを清掃する
   今回はゴム側のベタつきが特にひどかったので、石鹸で洗ってからアルコールで拭き取った。
  
  

 (3)洗浄が終わったら、元に戻して完了(動作確認もOKでした!)
   これで回復しなければ電子的に故障しているので、ユニバーサル(汎用)リモコンの購入を
   ご検討ください。
  

自己評価:80点
  TVリモコンの反応が鈍くなると、イライラして精神衛生上良くない。(投げ付けたくなる!)
 大抵の人は、電池を入れ替えると若干回復するので、その場しのぎをするが、すぐに悪くなって
 買い替えてしまいます。とにかくイライラが解消されるのが「◎」です。
 注)DIYに自信のない方は、ユニバーサル(汎用)リモコン(各社対応)を購入する方法も
   ご検討ください。また、当然のことながら分解は自己責任でお願いします!



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