◆アイデア名:
USB扇風機の修理T(USB A-MicroB)
◆概要:
ハンディなUSB扇風機で安いもの(500円程度以下)は壊れやすい!というのが管理人の定説です。
ワンシーズンさえもてばよいのならまだしも、数シーズンは使いたいのなら最低でも1,500円以上の
ものを買いたいものです。(できたら原産国が中国でも、日本ブランド銘板がよい。)
夏のシーズンになるといつもUSB扇風機が壊れた!ダメ元でよいので直してほしいなぁ・・・。
というような依頼がよくある。今回の修理品は250円で購入した扇風機で、USB電源か乾電池で使用
する(充電はできない)タイプ。
【警告!】
これから紹介する修理方法は、本体を分解しますので、電気や機械の知識がない
方にはお薦めできません。また、分解した場合はメーカー保証を受けられないので
ご注意ください。実施された場合の悪影響については、一切の責任を負いかねますので
予めご了承下さい。全ては自己責任でお願いします。
◆準備する道具:
(1)+ドライバー(普通のと精密ドライバー)
(2)ルーペとピンセット(普段腕時計のメンテナンスで使用している)
(3)はんだコテ(40W)と糸はんだ
(4)はんだ吸取線(WICK)
◆作業手順:
(1)本体(蓋)を分解して、まず内部の状況を確認する。
本体は小ねじ6本で固定されていました。案の定、USB A-MicroBコネクタがコロコロころりん!
試しに、基板の上に外れたコネクターを仮に置いてみた。(リフローはんだ付けされた表面実装
コネクタをどうやって手はんだするのか?!しかも裏面にはんだパッドがある!)
(2)サイドからはんだコテを当てて、大量のはんだを流し、運が良ければ裏側に回ってくれる
ことを期待してはんだ付けをする。よって、はんだの外観は熱不足のイモはんだに見えるが
しょうがない。あまり熱を加え過ぎるとコネクタ内部の樹脂部品がやられてしまう。
何とかハウジングは固定はできた模様
信号線の髭のような細い端子は、はんだ付けしては
吸取線に吸わせながらトライした。
ルーペを覗きながらの作業となったが、
この部分は、企業秘密のレベル!?
(3)本体(蓋)を元通りに組み立て直して完了
USB通電、動作試験もOK。ついでに乾電池を入れても動作OKでした。
◆自己評価:40点
今回はダメ元でのチャレンジでしたが、何とか運よく修理できました。成功確率は20%くらい
だったかな?!裏面にはんだパッドがあるリフローはんだ実装部品を、手はんだ付けするという
無謀な挑戦でした。決して勧められるものではありません!自信のない方は買い替えるのがベスト
だと感じました。そういう意味で、評価点は40点としました。