◆アイデア名:
USB加湿器(超音波式) Bear Drop の修理
◆概要:
会社のデスクで約1か月半ほど使用した、ナカバヤシのUSB加湿器「Bear Drop」UA-049が
急に故障した。今先程まで勢いよくミストが出ていたのに、突然鼻のスイッチが反応しなく
なったのです。LEDは点灯したままの状態でスイッチが反応しない。定価3,000円程のものを、
アウトレットで100円で購入したので、ある程度はあきらめているが、管理人的には原因究明
しないと気が済まない。開封確認して一応の修理と対策を施したので、ご報告いたします。
【警告!】
これから紹介する修理方法は、本体を分解しますので、電気や機械の知識がない
方にはお薦めできません。また、分解した場合はメーカー保証を受けられないので
ご注意ください。実施された場合の悪影響については、一切の責任を負いかねますので
予めご了承下さい。全ては自己責任でお願いします。
◆準備する道具:
(1)No.1サイズのプラス(+)ドライバー
(2)1.4mmのマイナス(−)ドライバー
以上は、精密ドライバーセットがあれば事足りる。
(3)アルコール(基板洗浄用)
(4)透明アクリルスプレー(防湿コーティング用として使用)
専用の基板防湿コーティング剤があればなお良し。
(5)マスキングテープ
(6)その他、綿棒、ティシュー、新聞紙など
今回はすべて手持ちの部材で間に合ったので、新たに購入した部品はありません。
◆作業手順:
(1)本体(頭)を分解して、まず内部の状況を確認する。
まず4か所のゴム栓を取り外すと、内部にねじ頭が見えたので緩めて開封し、
頭部から基板と超音波振動板などを外す。(引き抜く)
(2)基板の状態を確認すると水没したかのように、はんだの表面(フィレット)がひどく腐食して
灰色になっていた。スイッチ周りには、コロイド状の茶色い液体がべったり付着している。
これではスイッチは短絡状態だな!(電気的反応で何かが凝集している?)
(3)アルコールと綿棒などで基板表面(特にはんだ表面)を入念に洗浄する。
(4)次にLEDパッケージなどの透光部品やUSB端子、超音波振動板などを養生し、透明アクリルスプレー
を施す。冬場は乾燥に時間(60分)かかるので、ヘアドライヤーで強制乾燥させるとよい。
(5)基板と超音波振動板などを元に戻して、ねじ止めしゴム栓を取付けて完了
(水を入れて動作確認OK)
◆自己評価:80点
ちょっとマニアック(素人には無理)だったので、評価点は控えめにしておきます。
この製品はアウトレットな投げ売り商品なので、原則ノークレーム、ノーリターンだと思うが、
すぐに壊れるとやはり悔しくなる。たった100円で購入できたのでしょうがないかもしれないが、
物は最後まで大事に使わないといけません!「
Mottai-Navi」の精神は息づいている!
分解して初めて分かったのだが、この製品は使っていると基板面が浸水するようですね。
使用後は水を抜いて乾燥させた方が良いようです。(会社で使っているなら休みの日は
持ち帰って太陽(お日様)に当てて乾燥するのがベストかなと思う。)