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§物を長持ちさせる方法
特に、電気製品や電子機器を長持ちさせるため、以下の6ヶ条を必ず
守っていただくことを、お薦めします。

1.可動部は丁寧に扱う事
 開閉部分などは、丁寧に(ゆっくり)動かしましょう。
これは癖の問題です。例えば以下のような経験はありませんか!
 1)携帯電話をパタン!と音がするほど勢いよく閉める
 2)電化製品の扉を強く閉める(電子レンジ、炊飯ジャー、冷蔵庫、etc..)
勢いよく閉めたときの、衝撃はかなりのものです。毎回衝撃試験や振動試験を
しているようなものです。
どこかのビスが緩んで電気ショートしたり、部品が外れたりします。
また、金属疲労により扉付近の部品が割れたりします。

2.電気製品の温度を下げる事
 絶縁物や電気部品は温度により寿命計算されています。
設計寿命は、一般的には20℃±15℃で使用することを前提にしています。
また、絶縁物や電子部品などは一般的に、10℃温度が上がれば寿命が1/2になる。
(10℃半減則)
直射日光を浴びる場所、風呂場、オーブンレンジの近くなどは予想以上に高温となっている
ことがあります。また、室温は低くても電化製品を小さなケース(ラックや収納棚)に
入れた状態で稼動させると、思わぬ高温になっている場合があります。
 対策の一例を以下に示します。

薄型テレビを収納棚に収めて通電していますが、熱がこもりやすいので、USB扇風機を
利用したクーリングを実施しています。
 

3.電源ON/OFFのタイミングについて
 電源を入れた直後に電源を切ったり、切った直後に入れたりしないで下さい。
パチパチと瞬間的に電源を入り切りしないことです。
これは、電源投入直後は電子回路がまだ安定していない状態であり、この状態で入り切り
されると予期せぬモードが発生する場合があります。
(通常は、保護回路などは電源投入直後は直ぐには働かないようにしてあります。
この無保護の状態で入り切りすると何が起こるか分かりません。)
 1) 電源ON後に直ぐに切りたい場合は、5、6秒間待ってからOFFにする。
 2) 逆に電源OFF後は5、6秒待ってから最投入する。
といった具合です。

4.乾電池を入れっぱなしにしない事
 ポータブル機器で特にアルカリ乾電池を使用する機器は注意して下さい。
一週間以上使用しないのなら、乾電池を取出してください。電解液が漏れて思わぬ故障に
なることがあります。大きな電流を取出す機器(デジタルカメラ等)に使用したアルカリ電池は
使用後すぐに取出して、別の袋に入れるなどして機器と分離してください。
管理人(MORIO)も無線機やラジカセで何度もやられたことがあります。

5.使用しないプラグはジャックから抜く事
 例えば、ポータブルラジオのイヤホンジャックにイヤホンをさしたままにしておくと、
後日にイヤホンを外しても、スピーカーに切り替らなくなったりします。
特に中国製などの安物は、バネ性の弱い金属が使われていたりするので要注意。
一週間以上使用しないのなら、使用しないプラグは抜いておく事を勧めます。
特にオーディオ機器は、ガリノイズの発生原因になりますのでご注意ください。

6.湿度(結露)とホコリは大敵
 ホコリの多いところで電子機器を使った後、浴室や梅雨時の湿った部屋で
電子機器を使用すると思わぬ故障になることがあります。
また、暖房の入っていない倉庫などから出してきた電子機器を、
温度の高い部屋で使う場合は結露による故障が発生する場合があります。
もちろんホコリが溜まっていたらもっと危ないです。
電子機器は湿気とホコリを嫌うということです。

その他
 地震対策としての、家具類(オフィス家具・家電製品)の転倒・落下防止対策
についてもご検討下さい。
 棚などが倒れた時の軌跡範囲内に、子供が寝ている場合などは必ず転倒防止対策を
施してください。棚に置いた家電製品等も要注意です。
 
 詳細は、東京消防庁 > 公表・報告 > オフィス家具・家電製品の転倒・落下防止対策に関する
調査研究委員会における検討結果について

のページ下部にある、「オフィス家具、家電製品の対策指針」の
 本文その1:転倒・落下防止対策の必要性、転倒防止器具の種類(PDF484KB)
 本文その2:オフィス家具、一般家電製品の転倒・落下防止(PDF1098KB)
などを、ご参照下さい。


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