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←PREVNEXT→【2013年9月】> 20130928/えっ!また、LED電球が不点(故障)

 LED電球(YAMAZEN LDA4N-HB)が、2013年5月に購入後1週間で不点となり、怒っていたのだが、
今度は2011年11月に購入した、ECOLUX LDA7L-H-V5 が2か月程前から時々ちらつき始めて、
ついには不点となってしまった。管理人宅での使用時間では寿命は18年もつ計算だが、
腹が立つので例によって分解してみることにした。
 アイリスオーヤマ(株)ECOLUX LDA7L-H-V5
 前面グローブは接着剤だけで固定されていました。(−ドライバーでこじ開けた。)

 
 小ねじが3本見えたので、外すとプラスチックのカバーが2枚外れる。
 LEDセラミック基板のアルミフィンも、樹脂製ボディーに接着剤で貼り付けられていた。

 
 出てきた電源基板のはんだ上がり(フィレット)はキレイであり、どこにも焦げた痕はない。

 
 LEDセラミック基板の上に形成された電源パッドへのはんだは、完全なるイモはんだでした。
 しかも、手で触るといとも簡単に外れました。金フラッシュメッキにはんだレベラーして、
 手はんだでリード線を付けたようです。指で簡単にポロリと外れましたので、完全なる
 熱不足か不濡れ(はじき)でしょう。このような小さなセラミック基板への手はんだは
 熱を加えられないのでトラブルが多いようです

  今回のLEDセラミック基板の電源パッドへのはんだ付けは、どう見ても不良といえます。
 不点故障の原因については、推測でしかありませんが、この部分が疑似接触になっていて
 数ヶ月間時々ちらついて、最後に不点になったように見えます。
 以下の写真のように、外れたはんだ塊の接合面に焦げたような痕があります。
 

  その他の原因として、LEDセラミック基板にチップLED(数えると48個)を直接ボンディングし、
 (チップオンボード)それぞれを金線でスポット溶接(ワイヤーボンティング)してつないで
 あるので、溶接箇所のどこかが疑似接触していたのかも知れません。
 このようなワイヤーボンディング箇所は、96箇所となるので、チップLEDが直列接続なら
 不点の危険要素が96箇所となり、確率論的には非常に不利となります。
 また、電源基板は外見上全く問題ありませんが、LEDドライバICなどの不良かも知れません。

  以上、何れにせよコスト優先でのものづくりでは、基板関係のコストダウンと、はんだ付けに
 しわ寄せが来ているようです。
  店頭価格1,000円程度以下で売られているLED電球の、初期不良率はかなり高いのでは思う。

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