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HOMEアイデアの紹介【加工・修理方法】セラミックファンヒーターのメンテナンス(清掃)III

アイデア名:セラミックファンヒーターのメンテナンス(清掃)III
 
<以下の記事もご参考に!>
 ・セラミックヒーターの泣き所をメンテナンス
概要:
 セラミックヒーター(セラミックファンヒーター)には泣き所(弱点)があることを、以前にも
紹介済みですが、またまた別の機種でもメンテナンス(清掃)を実施したので再度ご報告致します。
 この種のファンヒーターはとにかくホコリが溜まりやすく、これにより寿命が来たと勘違いして
廃棄することが多いようです。今回は、ファン(モーター)から異音(ゴロゴロ音)がするので見て
欲しいとのことでした。筐体を分解すると案の定ホコリだらけ・・・・。

【警告!】
  これから紹介するメンテナンス方法は、本体を分解しますので、電気や機械の知識がない
 方にはお薦めできません。また、分解した場合はメーカー保証を受けられない場合があります
 のでご注意ください。実施された場合の悪影響については、一切の責任を負いかねますので
 予めご了承下さい。全ては自己責任でお願いします。


準備する道具:
 (1)+ドライバー
 (2)プライヤー(ペンチ)
 (3)バキューム掃除機

作業手順:
 (1)本体を分解して、内部を掃除機で清掃する。
   前面本体と裏面蓋に2分割できる構造で、6本の+タッピンねじを外すと開封できました。
 
   今回はヒーター部(アルミ製放熱フィン)のホコリはなかったので、機器内部とシロッコファン
   のフィンのホコリを掃除機で清掃しました。
 

 (2)シロッコファンのから異音(ゴロゴロ音)について
   誘導モーターの偏芯による電機子のこすれ音かと思いましたが、どうもファン付近全体から
   振動音が出ているようでした。結果的には、シロッコファンの外側の板金の組み立て方法が、
   爪をカシメてあるだけの構造であり、これが経年で緩んできしんでいたものと判断しました。
   爪の部分をペンチでカシメ直すだけで、きしみ音(ゴロゴロ音)が少なくなりました。
 

 (3)フロントの網を外して凹みを修正
   フロントの網は、裏側から爪を曲げて固定してあるだけですので、爪を起こすと簡単に外れました。
   網の裏からドライバーで押さえて凹みを修正し、元に戻しました。
 

 (4)本体(蓋)を元通りに組み立て直して完了
 
   内部も奇麗になり、フロントの網の凹みもついでに修正済です。
   ファン(モーター)から異音(ゴロゴロ音)も少なくなりました。

自己評価:75点
  管理人は電気工事士の資格があり、またDIY歴何十年のため、このようなメンテナンスは、
 いとも簡単にやってしまいますが、自信のない方は修理ハウスなどに持ち込んだ方が良いでしょう。
 注)このセラミックファンヒーターの製造年は銘板より、2007年です。本当の所は買い替えた方が
   無難かもしれません。電線の絶縁劣化や樹脂部品の劣化(経時変化)がかなり進んでいます。
  (冬場の100日間×1日4時間使用=400時間/年、仮に6000時間を寿命とすると15年間となる。)


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