アイデアの詳細ページhistoryBACK
HOMEアイデアの紹介【その他】おいしいさつまいもの蒸かし方

アイデア名:おいしいさつまいもの蒸かし方
 

概要:
  秋はやはり「さつまいも」の季節でしょう。(9月〜11月)
 高価な石焼き芋鍋も市販されているようですが、短時間で簡単においしく蒸かせる方法を
 提案します。ご家庭にある、簡易蒸し器(なべの底に置くタイプ)があればOKです。

 「さつまいも」はでんぷんが豊富でビタミンCや食物繊維を多く含み、便秘やダイエットに
 効き目があるとして、特に女性に人気がある。
  加熱してもビタミンCが壊れにくい特長があり、70ºC前後で長時間加熱すると、デンプンを
 分解して麦芽糖にする酵素(アミラーゼ)が働いて甘味が増す。石焼き芋やふかし芋はこの
 性質により甘味を最大限に引き出す調理法である。
 (余計なことだが焼酎の原料にもなる。管理人は、さつま白波「黒麹仕込み」がお気に入り。)

§「寺田いも」について
  木津川が運んだ上質な砂地の畑は、いわゆる地下茎植物の栽培に適しており、特に
 「さつまいも」は、明治時代末頃から「寺田いも」の名で知られる特産物となりました。
 今でも南山城地域や城陽市(寺田)は「さつまいも(寺田いも)」が特産品です。
  管理人は通勤途中の道端で、農家の無人販売を利用して、ちょくちょく「寺田いも」や
 旬の野菜(きゅうり、なす、かぼちゃ、トマト、オクラ、じゃがいも、たまねぎ、等)を
 購入しています。

購入品:
 (1)さつまいも(1.6kg):400円
    今回紹介する「寺田いも」の値段は、0.8kg(200円)のものを1.6kg(400円)使用しました。
   失礼ながら値段や質は農家の良心によって異なります。そこを見極めるのが、醍醐味です。
   相場は、0.8kg〜1kgが200円〜300円といったところです。
 (2)あら塩(大さじ2杯程度使用):198円(1kg) ←管理人の家には常時ある。
 (3)蒸し器(なべの底に置くタイプ):105円(100円ショップ)


下処理:
 (1)水洗して泥を落とす。(洗剤などは使用しないこと。)
   上下の「へた」や傷んでいる部分を切り落す。
 (2)なべに「さつまいも」と「あら塩」(大さじ2杯)を入れる。
 (3)フタをして、30秒程度シェイクする。(円を描いたり、上下にゆすったりする。)
  注)あまり長くシェイクしないこと。(やり過ぎると皮がなくなってしまう。)
 (4)塩を洗い落として、かぶる程度に水を入れて火にかける。
 (5)水から火にかけて、沸騰する直前に止めてザルにあげる。(絶対に煮沸しないこと。)
  この工程は、灰汁(あく)を取るために行う。(点火してから5分程度で終わる。)



←黄色いゆで汁
(苦味成分が出ている)
 以上で下処理は終わりです。

加熱処理:
 (1)蒸し器をセットし、なべの底に水を入れる。
 (2)灰汁(あく)を取った「さつまいも」を蒸し器(なべ)に入れる。
 (3)フタを閉めて蒸す。
 (4)火力は可能な限り小さくしてください。(超とろ火)
 約20〜25分程度でできあがります。(つまよう枝が抵抗無くすっと通る程度)
 もちろん蒸かし時間は芋の大きさや質により違います。


←でき上がり。
 おいもの断面が2層になっているのが
 分かりますでしょうか?おいしそうに、
 デンプンが分解され麦芽糖になっています。


自己評価:75点
  普通に蒸かしたり、炊いたりするより少しだけ手間が掛かりますが、灰汁(あく)を取る工程と、
 とろ火での加熱が効いているようです。非常に甘い蒸かし芋ができます。

→類似提案として、以下も紹介しておきます。
 アイデアの紹介【その他】> グリル鍋を使った石焼きいも

●以下に、オススメのさつま芋を紹介しておきます。
(両者とも、焼き芋や蒸かし芋に最適な、甘味・ネットリ感がある美味しいさつま芋です。)
 

当サイト内の内容、画像の無断転載、転用については固くお断りします。
Copyright (C) 2009 Mottai-Navi All Rights Reserved.