ISO9001は2008年11月15日付けで改訂されました。また、これに併せてJIS Q 9001も12月20日に
改訂されています。認証登録済みの企業は平成22年9月までに新しい規格への対応をする必要
があります。
　それでは、何がどう変わったのかといいますと、2008年版は2000年版の修正であり、新しく追加
されたり変更された要求事項はなく、現在の規格の文言をより明確にするため、一部が修正された
だけとお考えください。ただし、以下の項目などが強調されています。

　4.1 一般要求事項
　　　外注管理の明確化が図られています。
　　　製品の品質に影響する業務を、外注している場合は、その部分も確実に管理してください。

　8.2.2 内部監査
　　　内部監査で発見された不適合に対し、修正と「是正処置」が問われています。
　　　この場合の「是正処置」とは、8.5.2項のことです。

　8.5.2 是正処置
　　　是正処置の実施だけではなく、とられた是正処置の効果のレビュー（有効性の確認）
　　　が問われています。

　8.5.3 予防処置
　　　予防処置の実施だけではなく、とられた予防処置の効果のレビュー（有効性の確認）
　　　が問われています。

以上、概略まで。

参考になるＷｅｂサイト（ISO9001の解釈）
　・らくらくＩＳＯ９００１講座