日経エコロジーの別冊「ecomom(エコマム)」で、「30〜40代の子育て女性に聞く環境意識」
という特集があり、今回は「チャレンジ25」の対策について、「すでに実践しているもの」
「今後実践したいもの」をインターネット・アンケートした結果が掲載されていた。
アンケートの回答者は、最も「節約」に敏感な層だと思われるが、「今後実践したいもの」
についての、トップが「白熱電球を電球型蛍光灯やLED照明(電球)へ買い替える。」(61.0%)
であったとのことです。※1
※1.日経エコロジー2010/10「ecomom通信簿」より
「ecomom 通信簿(30〜40代の子育て女性に聞く環境意識)」.jpg(184KB)
1.エコ電球について
エコ電球といえば、つい最近までは電球型蛍光灯のこと指していのたが、現在では
ほとんどの人が、LED電球を想像すると思います。
家電量販店での売り場面積についても、今年の夏ごろからはLED電球の方が広くなって
いるではないか!急激な人気上昇は一時品薄になっていたことからも理解できます。また、
安全性や寿命に問題のある粗悪品(輸入品?)が出回っているのも事実のようです。
経済産業省がLED照明(LED電球)の規制に乗り出したが、使い捨てライター(100円ライター)
の子供による事故が多発していて、どうやらそちらの対策を優先したようです。
LED照明(LED電球)を電気用品安全法の対象にし、性能規制を設ける話は今期末か来期初め
になりそうな気がします。
詳細は、本コンテンツの「安全管理テーマ」で既に取上げていますので、ご参照下さい。
ところで、LED電球の人気が急上昇しているのには訳があります。例えば、40Wの白熱電球を
1日に5時間使ったとして、同じ明るさで約1/4の消費電力(=35Wの節電)になるなら、
1KWh=約20円として、1年分の電気料金がどれだけ安くなるかを計算すると、
35(W)×5(時間)×365(日)×20(円/KWh)=1,278(円)
40WタイプのLED電球の実勢価格は、2,000程度以下にまで下がっている。単純に考えても、
2年以内に元が取れる計算になる。しかも白熱電球は1年に1回は交換が必要だが、LED電球は、
机上計算で20年の寿命となる。(40,000時間の寿命)人気が出るのも当たり前である。
【参考資料】
LED電球の購入紹介と、「各社LED電球の比較表(口金:E26の一般電球タイプ).xls」などを、
管理人の「購入品の詳細」/
各社LED電球との比較:(LED電球の比較) のページで公開中です。
2.「30〜40代の子育て女性の環境意識」について
いわゆるママの環境意識についてであるが、今後実践したいエコとして、LED照明(LED電球)
選んでいる人が一番多いのには驚いたが、これは、数年使えば電気代で元が取れるという計算
ができるからであり、失礼ながら環境というよりは、金銭的な節約が主な動機だと思う。
ちなみに、あるアンケートで、ママに次のような質問を投げかけた結果が出ていた。
Q:「家計の節約。何を切り詰める?」
1位・・・食費(39%)
2位・・・外食費(33%)
3位・・・美容費(13%)
4位・・・レジャー費(6%)
5位・・・ママの小遣い(3%)
6位・・・交際費(1%)
7位・・・家賃(1%)
8位・・・パパの小遣い(1%)
9位・・・その他(3%)
家計がせっぱ詰まると、一番効果のある節約は、やはり食費ということですね。!?
世のママたちを敵にまわすわけにはいかないので、これくらいにしておきます。
なぜなら、旦那の稼ぎだけでは生活が厳しくなっているというのが、真因でしょうから。