小型電子機器等に使用されるレアメタル等※
1は、資源が偏在し供給国が限られるとともに、
新興国等の需要拡大などにより価格が高騰するなど、供給についてのリスクが認識されている。
2013年3月17日追記
【小型家電リサイクル法施行令、施行規則】
平成25年3月6日に「小型家電リサイクル法」の施行令、施行規則などが公布されました。
・経済産業省>>3R政策>>
小型家電リサイクル法
・環境省>報道発表資料 平成25年3月6日
使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律施行令等の公布について(お知らせ)
【小型家電リサイクル法】(使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律)
施行日:平成25(2013)年4月1日
「小型家電リサイクル法」は、「使用済小型電子機器等に利用されている金属その他の有用な
ものの相当部分が回収されずに廃棄されている状況に鑑み、使用済小型電子機器等の再資源化を
促進するための措置を講ずることにより、廃棄物の適正な処理及び資源の有効な利用の確保を図り、
もって生活環境の保全及び国民経済の健全な発展に寄与すること」を目的としている。
使用済小型家電(携帯電話、デジカメ、ゲーム機等※
2)は、その相当部分が廃棄物として排出
され多くは一般廃棄物として市町村による処分が行われています。この場合には、鉄やアルミ等の
一部の金属しか回収できず、金や銅、レアメタルなどの有用金属の多くは埋立処分や海外流出され
ています。このため、廃棄物の適正な処理及び資源の有効利用を図る観点から、使用済小型家電の
再資源化を適正かつ確実に行うことができる処理業者を認定し、使用済小型家電の再資源化を促進
していこうとするものです。
簡単に言えば、家庭に眠っている「都市鉱山」の掘り起こしである。これにより、一般家庭では、
PCリサイクルマークのないパソコンも回収拠点(回収ボックス等)に持込むと無料で引き取って
もらえることになるのか?(管理人の家にも、古いデスクトップ2台とCRTモニタが1台眠っている。)
事業活動から排出される小型家電はどうなるのか! 小型家電を産業廃棄物として排出する場合は、
今までどおり廃棄物処理法に基づいて、マニフェストの交付が必要となります。事業者のメリットは
少ないように思うが、使用済小型家電を無料または有価で引き取ってくれる業者が増えてくれば、
若干のメリットは出てくると思われます。
※1.レアメタル(希少金属)
たとえば、コバルト、金、プラチナなど。地球上の存在量・産出量が少ないにも関わらず、
携帯電話など半導体産業において需要が高いことによる。
※2.新法の対象となる小型家電の種類は、施工日までに政令で定められる予定です。
今のところ、携帯電話、デジカメ、ゲーム機、パソコン、ビデオカメラ、電話機、
デジタルオーディオプレーヤー、電子辞書、CD・MDプレーヤー、ETCユニットなど
96品目が候補としてあがっている。
【関連リンク】
・経済産業省>>3R政策>>
小型家電リサイクル法
・環境省>>
小型家電リサイクル関連